
みっつー
@32CH_books
2025年12月26日
フェミニスト、ゲームやってる
近藤銀河
読み終わった
自分がマイノリティや、マジョリティについて書くには、まだまだ知識の足りない部分がたくさんあると思っている。
なので、ここではそこについて書かない、まだ、書く事ができない。
マイノリティとは違うけれど、人として、孤独を感じたり、「この悩みは自分だけのもの」という感覚は常にあったりする。
例えば私は、自分が男でありながらも、男性との会話がとても苦手だ。
そう思う機会は何度もあったけれど、例え話をひとつここに書いて置く。
ある日、男4人で一泊二日のドライブをする事になった。
一日目はとても充実していて、その日は何事もなく終わりを迎えた。
しかし次の日、どこに行こうか?と私が言い出すと「お前が決めろよ」と言われた。
まぁ特段それに対しては特に不快感を覚えた(自分もあまり考えてなかったし)わけではないのけれど、その後「ここはどう?」「あそこはどう?」と言っても全ての意見を否定されるのだ。
「男だけ行くところじゃない」とか「センスない」などの言葉を投げかけられ、私のストレスゲージは一気に跳ね上がった。
普通になんだこいつらと思った。
この先は男女間の話、というふうにしてしまうと語弊を招くかも知れないので、あくまでも自分の話として書く。
少なからず、自分の周りにはこういう人間がいた。
相手の意見を否定し、自分の意見は言わず、特定の誰かを冷笑するような雰囲気を作り出すという人間が私はとても苦手だ。
単純な悪口や、毒などはある程度許容できる。
私自身、ゲーム実況などを通して、キャラクターなどにツッコミを入れたり、捉え方によっては悪口に聞こえるような事も言っているからだ。
知らず知らずのうちに人を傷つけてしまった経験がゼロだという事もないだろう。
けれど、どうしても人は「やる方」と「やられる方」で分けられがちだ。
あのドライブの時「やられる方」だった自分がどうしようもなく嫌だった。
何かを言い返す事もできたと思う。
でも、何かを言い返す気も起きず、ただただ惨めだった。
実際に遭ったことがないから、想像でしか言えないのだけれどその時「あぁ、いじめってこれなんだな」と感じた。
『フェミニスト、ゲームやってる』という本を読んだ。
ネットなどでよく見る言葉だし、なんとなく言葉の意味も知っているような感じがするのに、実際は何も知らない。
それが「フェミニスト」という言葉だった。
1.女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人。
2.女性に優しく接する男性。
(フェミニスト-Oxford Languages and Google)
改めてフェミニストの意味を調べてみると上記のことが定義されていた。
ゲームとフェミニスト、という並びがとても興味深いし、ゲームについて書かれた本というだけでも魅力的だったため、この本の購入を決めた。
実際、昨今発売されたゲームの中には「女性主人公」のタイトルが多く存在しているように思う。
・ゴーストオブヨウテイ
・プリンセスピーチ Showtime!(DSでスーパープリンセスピーチというタイトルもリリースされている)
・SILENT HILL f
・アサシンクリードシャドウズ(W主人公で、男主人公は弥助)
・Stellar Blade(フェミニズム視点からすると、女性というものが消費的ではある)
などの作品は女性が広大なステージを駆け巡ったり、変身したり、女子高生とは思えないステップで敵と戦ったりするゲームである。
この本ではフェミニストであり、アーティスト、ライターである、近藤銀河さんの目線からみたゲームの批評エッセイだ。
『The Last of Us Part II』や『ピクミン4』など、自分がやったことのあるゲームでも、特定の知識や、時代背景を知っているだけで、こんなにもゲームを見る目が変わるのか、と驚いた。
自分があまりにも真っ直ぐに物語を受け入れ過ぎているという事がありありと分かってしまって、少し寂しくもあったし、ポジティブに考えればそれはそれですごいなとも思った。
どうしたって、人によって響くところは違うし、ただ学ぶことを止めなければ、相手のことを理解できるのだなと改めて感じた。
圧倒的にまだまだ知らない「フェミニスト」であったり、その他の「マイノリティ」の考え方。
そして、自分とは一体どういう存在なのだろうか。
前述したように、自分は人と分かち合えないのかも知れない、そういうふうに強く感じる時がある。
ただ、あのドライブの日、何か言い返す出来たのではないか、もう一歩踏み出して相手と対話することが出来たのではないか、と今でも考えさせられる。
多分、あの一件は相手が悪いだけではなかった、自分にも悪いところがあったのだと思う。
それは単純な自己否定や悲観などはなくて、彼らとの関係値を作り上げる前に何かできたことがあったはずなのだ。
今はそれがなんだったのかを愚直に知りたい。
これからもそれを学ぶために、たくさん本を読むのだろう。
あと、シンプルにゲームについて書きたくなった。
こんなにゲームたくさんやってるのに勿体無いなおれ。


