
本読む珍獣 おかぴ
@okapi
2026年1月21日
夜と霧
ヴィクトル・エミール・フランクル,
ヴィクトール・E・フランクル,
池田香代子
読み終わった
1/21読了
映画「関心領域」を観ていたために序盤からだいぶメンタルにきていた〜収監作業の傍らで、収容者から巻き上げた物資を山分けする家族達やガス室から焼却までの効率的な動線システムを会議しているシーンを思い出し……あの映画ってグロ映画だったんだって思い知りました。
現代人が一生かかっても体験し得ないだろう苦悩と苦痛の中で、当時の人達も一生かかって学びゆっくり答えをだしていくだろう課題を収容期間中に全部解いてしまうようなアウシュビッツでの生活。たびたび命拾いをしていて、結果論から言えばこの手記を残すために収容されて解放されたようにも感じてしまうというか。
何かに責任を持つと死から遠ざかるというのはそうなのだろうと思うと同時に、少なくとも日本にはびこっていた結婚出産圧の根っこを垣間見たような気がした。
腹をくくって生きるのは人生を充実させ寿命を全うする原動力になる一方で、企業のような使う側に都合よく使われることだってあるんだな。