もぐもぐ羊 "煌めくポリフォニー わたしの..." 2025年12月26日

煌めくポリフォニー わたしの母語たち
収録されていた「おてんきゆき」という短編小説が素敵だった。 日本にはさまざまな国にルーツを持つ人が増えているし、共生していくのが今後の課題なのだと思うけど、そこに差別などがあると思うとなぜそうなってしまうのか、どうすればいいのか悩んでしまう。 外国人に対する差別感情も村田沙耶香の『世界99』で空子が「ウエガイコク」(白人や欧米人の国)の人は差別しないのに「シタガイコク」の人は差別するという矛盾もある。 それでもこの国で生まれて生活して学校に行ったりするうちにその子のアイデンティティーは親がルーツとする国なのか生まれた国なのか、それは個々に違うだろう。 それでも未来のある子どもたちが幸せに暮らせる国になってほしい。 そんな祈りが込められた小説だった。 雪が降っている描写があり季節は冬だと思うけど温かな読後感が残る物語だった。
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