ジクロロ "ジジェク、革命を語る" 2025年12月27日

ジクロロ
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@jirowcrew
2025年12月27日
ジジェク、革命を語る
ジジェク、革命を語る
スラヴォイ・ジジェク
あらゆることがメディアを通じて暴露される、 我々にはもはや私的な生活がない、と人々は 言いますが、私の主張はそれとは逆です。 我々には、もはや公的な生活がないのです。 今実際に消えつつあるのは、公的な生活そのもの、 厳密な意味での公共圏です。 公共圏とは、要するに、個人的な特徴、欲望、トラウマ、性癖の束としての私的個人には還元できないある象徴的な役割を人が果たす空間のことです。 公的領域は急速に消えつつある。 それなのに、なおも我々は公的領域を私的領域として扱うのです。 (『スキャンダルの公的使用』2013) 電車内でスマホを見ながら笑う人、涙を堪えている人、顰め面の人。自分もその一人。 「もはや公的な生活がない」とは言い過ぎな気がするが、少なくともモビリティ(移動)空間においては私的領域になっていると感じる。 ウェブ上においては公私が入り乱れる。 そこは公的領域とも私的領域とも言い切れないただただフラットな空間がただただ広がっていく感じ。 露出か匿名かの二択。 前者は後者の慰みともおもちゃともなる。 WEB、大文字の「蜘蛛の巣」。 捕らわれたものは口から紡がれる透明な糸により ぐるぐる巻きにされる。 藻掻かなければ、忘れられる。 露出と匿名と、そのポジショニングに善悪はない。 ただその空間で「善悪」を話題とするところに、 善くも悪くも、火が上がる。 火はまず「私」につく。 そして火は「私」から「公」に燃え移る。
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