
こたつ
@pgrpgar
2025年12月27日
読み終わった
「私ってなんだろう」と考えるとき、砂時計を想像する。
これまで読んできた本や経験したこと、生まれ育った環境なんかの因子が何層にも積み重なった砂時計の上の層から、それぞれが混ざり合って下の層に落ちて、もっと混沌とした状態で重なっていく。新しい砂を追加して、またひっくり返して混ぜていく。
ではその砂のうち何パーセントくらいが沖縄の真っ白な砂で(私は沖縄出身ではないが、美しいものというメタファーとして沖縄を引き合いに出している)、それにどんな意味があるのか?砂時計全体を眺めたときにどんな魅力があるのか?沖縄の砂と偽って、空き地の土を入れていたら?自分の知らないうちに、知らないものが混ざっていたら?
プロローグから最後のエッセイまで、「私」を分解したり改造したりしながら、「私とは何か?私をどう他者に説明するか?」を問うている作品だった。
