
汐見
@siomi250927
2025年12月28日
呪文の言語学
角悠介
読み終わった
ルーマニア在住・言語学博士の日本人著者による、ルーマニアの魔女、魔術、呪文に関する本。へ〜と思う知識が多く、深掘りしすぎない入門書といった雰囲気。
呪文に関するパート以上に、その前段階のルーマニアでの魔術や魔女の立ち位置、宗教関係の歴史の解説が面白かった。ファンタジーが好きな人は楽しめるかと。
ルーマニアでは、筆者が学生時代に留学していた頃にはまだ生活密着型の呪文やまじないが村、家庭、個人に当たり前のように根付いていたらしい。現状ではルーマニアの村々における魔術のような民間信仰は、祖父母世代で途絶えるかもとのこと。
とはいえ、明確な儀式や呪文は失われても、不思議なものへの敏感さのようなものは現地の人々の考え方の根っこにやはり残っていくのではないかなと本書を読んでいて思った。




