
ころもで
@kimigatame48
2025年12月29日
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
買った
読んでる
単行本と迷って迷って、文庫版を購入。単行本と表紙が変わらないのがありがたい。
もう何週間も前に購入したのに、p.21~25「産着」から「タルトック」までの哀しさと美しさに打たれて先へ進めない。
「産着」に描かれるエピソードは本当に痛ましく、美しいなどと軽々しく消費するのは気が引ける。それでも、距離感を保った筆致と、詩的な文体のためか、神話的といっていい美しさを感じてしまう。
そこから「タルトック」の現代の主人公の視点への切り替え。「産着」から共通のイメージを保ちながら、悲しみが鳩尾に沈みこんでくる。
私は普段、文章を読んでも脳内に画が浮かぶことがほとんどない。なのに、ハン ガン作品ではフラッシュバックするようにイメージが浮かび、その中で漂う心地になる。



