橘海月 "不知火判事の比類なき被告人質..." 2024年9月26日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2024年9月26日
不知火判事の比類なき被告人質問
フリーライターの主人公和花は、知人の代わりに裁判を傍聴する。そこで鋭く意外性のある質問を投げかける不知火判事と出会い、判事と法廷の魅力に取り憑かれてゆくのだった…。著者の被告人への視点が良い。 全部で五つの物語はどれも短く、サラッと読める。それだけに、当初明らかなわかりやすい事件と思われたものが、不知火判事の質問でガラッと違う側面を見せるのが小気味良い。 現場を見ず、聞き込みもせず、資料をひたすら読み込む判事は、まさに安楽椅子探偵にふさわしい。第四章では駆け出しだった和花の成長も見られる。
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