
汐見
@siomi250927
2025年12月30日
本と偶然
カン・バンファ,
キム・チョヨプ
読み終わった
好きなSF小説家、キム・チョヨプさんのエッセイ。
主に執筆と読書に関する話。
小説と同じく、スッキリしながらも詩的な面のある文章だった。
執筆に感じる難しさや本への愛が、なめらかに言語化されている。SFに苦手意識のある人にもおすすめかも。1人のSF作家がどんなことを考えながら小説を書いているのかを読むことができる。
著者には10代後半に発症した聴覚障害があるとのことで、障害とテクノロジーにまつわる本を共著した時のエピソードもよかった。
このエッセイから著者自身のことを、真面目で誠実で、リラックスすることの大切さも知っている等身大のとても素敵な人だと感じた。
p.41
わたしのなかで文章を書くことは、作家の内にあるものを引っ張り出すというより、自分の外にある材料を集めて配合し、積み上げていく、料理や建築に近いものに感じる。学び、探検すること、なにかを広く深く掘り下げること、世界を拡張すること。
これらすべてが、わたしにとっては執筆の一環と言える。



