
chiiiiyo
@ki_chi_hy
2025年12月18日
ラブカは静かに弓を持つ
安壇美緒
読み終わった
audible導入きっかけの斉藤壮馬くんが、主人公の橘樹のナレーターを務めているから、作者の安壇さんが同じ歳だから何となく…ぐらいで聴き始めた
過去のある事件がきっかけで心に傷を負い、チェロをやめてしまった橘が、勤務先の著作権管理団体からそのチェロを武器に音楽教室への覆面捜査を命じられるところから話がスタート。
周りの人からも、音楽からも心を閉ざした橘が、
チェロ講師の浅葉先生や、教室の生徒たちと触れ合うことで少しずつ心を開いていき、またチェロに向き合うことが出来るようになったんだけど、捜査の終わりはイコール音楽教室を訴える裁判の始まりを意味する。
いつの間にか信頼関係が出来た大切な人たちを裏切って、橘は裁判の証言台に立てるのか…?
という後半は話が進むにつれて胃がキリキリして胸が苦しい展開が続くのだけど、橘の心の揺れ動きを壮馬くんが本当に細かく丁寧に演じられていて、どっぷり物語の中に入り込んでしまった。
正義とは、人の心とは、失った信頼関係を取り戻すことは出来るのか…
最後に橘が出した結論と行動に感動したし、終わり方もすごく好きだった。

