橘海月 "世界の望む静謐" 2024年6月23日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2024年6月23日
世界の望む静謐
刑事コロンボ形式で、犯人が最初からわかった状態で謎解きが進む。追い詰める刑事は皆に死神と称される乙姫と、モデルさながらの鈴木のコンビ。淡々と話が進むが、全編を通して真相に至った際に犯人の緊張が解けて、どことなくホッとするのが印象的だ。 私はどちらかというと、刑事コロンボ形式の「殺人を犯した犯人視点で物語が進む」のは苦手で。どうしても語り手に感情移入してしまい、皆追い詰められたうえでのやむを得ない犯行ばかりなので、つい「このまま見逃されないかな」なんて思ってしまう。 この本はその点、死神に引導を渡される犯人が、最後心穏やかになる読後は悪くないと思った。
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