ぶんことう
@bunkotou
2025年12月30日
読み終わった
コンピュータやゲーム理論、天気予報まで生み出した天才科学者はどのような人物だったのか?そのあまりの多才ぶりに圧倒され、人当たりがよかったとされる面に意外さを感じた。
著者は副題にあるように「人間のフリをした悪魔」と彼を評した理由として、「科学優先主義」「非人道主義」、そして一種の「虚無主義」がノイマンの内面を貫いていたことを指摘する。ナチスドイツに追われた出自をもつ彼は、亡命先のアメリカで軍隊に志願するほどの熱意を抱え、自己の理想を追求していく過程で人間性を喪失していったのだろうか。それとも超合理的とされる彼の頭脳がそうさせたのか。
それにしても当時、アインシュタインなどの天才が同時代にいくつも誕生してブレイクスルーを起こしていったことに驚く。あとヨーロッパ貴族の文化資本すげーとなってしまった…。