
橘海月
@amaretto319
2024年5月26日
雨夜の星たち
寺地はるな
読み終わった
主人公の三葉は会社を辞め、大家でもある霧島の依頼で老人の送迎や見舞い代行の「しごと」をしている。建前を言わず、思った事を口にし察するのが無理な彼女は、必要以上に他者に感情移入しない。だが星崎くんに関してだけは、彼が仕事を辞めるきっかけとなった出来事に後ろめたい気持ちがあって…。
「必要以上の感傷は人生の重荷になる」霧島の言葉に頷く三葉。だが穏やかな老人セツ子に、頑固な老人権藤に、子宮全摘する清川に、小児科入院中の歩佳に接するうちに徐々に変化が現れ、それはずっと心に引っかかっていた母親や姉との関係にも影響してくる。ただ自分が自分でいる、それだけなのにその難しさ。