雨夜の星たち
43件の記録
五月晴@satsukibare2025年9月25日読み終わったあらすじを読んで想像していたお話とは違ったけれど、たくさん心に残る言葉がありました。 静かに静かにお話が進んでいくの、良かったです。 主人公が変わっていくなかで色んな親子が出てきて、自分はどうだろうかと、親と娘の両方の立場でそれぞれの親子を見ていました。

A.@fu_04112025年5月17日読み終わった感想他人に感情移入しない三葉。 空気も読まないしやりたくないことはやらない。そう生きれたら楽と思うけど、心はあるので心が動くこともある。 わかった気になるのが嫌だからこそそのまま受け取るって言うのも一つの生き方だと思う。 お見舞い業を通じて心が動いていく様が丁寧に描かれていて劇的な変化はないけどきっと彼女の中で何かが変わっている。 めんどくさい、疲れると言われがちな三葉。作中でも霧島に他人の気持ちを大事にしすぎるとかえって冷酷に見える。と言われるけど、不器用なだけで自分に嘘がない彼女の生き方は潔さすら感じる。 さみしさとの付き合い方。人間はみんな面倒だからこそ建前や気遣いで本心を隠して円滑に進めようとする。だから拗れるし、それをしないと輪を乱すように見える。 本音と建前の塩梅って大事なんだな。 人間関係を築くのって本当に難しい。 寺地さんは相変わらず同じ席に座らない人、世間と上手く付き合えない人を描くのが上手い。でも誰も否定しない。誰も悪ではない。人間はみんなダメだから。そう思うとちょっとでも生きていけそうな気がする。
橘海月@amaretto3192024年5月26日読み終わった主人公の三葉は会社を辞め、大家でもある霧島の依頼で老人の送迎や見舞い代行の「しごと」をしている。建前を言わず、思った事を口にし察するのが無理な彼女は、必要以上に他者に感情移入しない。だが星崎くんに関してだけは、彼が仕事を辞めるきっかけとなった出来事に後ろめたい気持ちがあって…。 「必要以上の感傷は人生の重荷になる」霧島の言葉に頷く三葉。だが穏やかな老人セツ子に、頑固な老人権藤に、子宮全摘する清川に、小児科入院中の歩佳に接するうちに徐々に変化が現れ、それはずっと心に引っかかっていた母親や姉との関係にも影響してくる。ただ自分が自分でいる、それだけなのにその難しさ。
くまごろう📚@kumagoro1900年1月1日読み終わった他者との境界(バウンダリー)を持って生きるってどういうことか、逆にそれがない状態の対人関係ってどういうものなのか、をとても読みやすく描いた小説。 主人公の三葉は、「できないことはできません。やりたくないことも、やりません。」って明言しながら生きている。 社会の中じゃ絶対生きにくい。 みんな、できなくてもできるように頑張る、やりたくなくてもやれることはやる、の精神で生きてるし、そうじゃないと社会が回らないから。 三葉は「自分」を優先して「楽」を選択してるなぁと思う。 ただ一方で三葉は別に「自分を大切に」してるわけでもない。 多分、自分自身の無力も無知もすごくよく知ってて、諦観があるんだろうなと思った。 だから他者に踏み込まないし、踏み込めないし、自分にも踏み込ませない、そんな場面も多々描かれていて。 三葉のようになりたくはないけど、三葉の態度(特に他者の事情に踏み込まない選択をできるところ)が好ましいなとも感じた。 読むひとによって、三葉への感想はすごく変わりそう。

































