橘海月 "兇人邸の殺人" 2024年4月19日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2024年4月19日
兇人邸の殺人
兇人邸の殺人
今村昌弘
シリーズを通して突きつけられる探偵の存在意義が、今回も重くのしかかる。斑目機関が絡む建物へ同行することとなった剣崎と葉村、そこには研究の実験台にされた孤児が人を襲う巨人と化していた…。閉じ込められ、剣崎は一人離れに取り残され二人は別行動となる。 何よりも、異形の巨人となってしまった元孤児の存在が悲しくて。フランケンシュタインやシザーハンズにも通ずる「人の心を持つはずなのに、人と共存できない悲しみ」をひしひしと感じる。挿入される過去の状況がより悲しみを増す。最後のトリックだけは身につまされたけど、それ以外はやや無理やりかもと思った。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved