みーる "考察する若者たち" 2025年11月28日

みーる
@Lt0616pv
2025年11月28日
考察する若者たち
現代の若者は考察する。とにもかくにもまずは「答え」を求める。AIの台頭やSNSでの見える化を経てとにかく失敗を避け、正解に辿り着きたいそうだ。時代が変化してそれだけで意味があったものがそれだけではなく付加価値がつかないともう求められなくなったものが多い。 ドラマなんて観て楽しむものだった。それが作者からの答えを求めるものという付加価値がついた。発展すると常に人はもっともっとと求めるのだろう。 興味深かったのはメディアという一方通行の情報ではなく、その人その人の趣味嗜好にあったプラットフォームへと社会が細分化していることだ。もうランキングではなく、その人に合ったアルゴリズムが提示されている。みんなが知ってる歌手はもう少ない。それぞれの界隈が出来上がっていく。流行もその限られた界隈の中での話になっている。個人個人に最適化された情報が提示される。そのために、自分から情報を得ることはない。与えられた自分に合っているであろう情報がやってくる。たしかにこの状況だと自分が好きなものや好きなことは「日々与えられているもの」になりそうだ。アジカンの人が言っていたが、もうなんとなく自分で音楽を見つける行為はなくなりつつあるらしい。おすすめされたやつを聞く。おすすめに選ばれるのはその人が聴いていた音楽が元になっているから大体似ていく。そうこうしていくうちに最適化された人間が出来上がる。 自分の想いが言えない若者は増えるだろう。というかそこに意味を見出さなくなる若者がそのうち出てくると思う。いや、もういるのかもしれない。最適化され、カテゴライズされた人は自分らしさとやらに悩むのだろう。 そんな最適化に抗う手段として「批評」があると三宅さんは述べていた。自分の思いを言葉にする。意味はないけど。無駄だけど。でも、そうやって自分の中の言葉を紡ぐことが人間らしさなのだろう。
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