
橘海月
@amaretto319
2024年1月8日
怪物の木こり
倉井眉介
読み終わった
#ミステリ
テンポよく一気に読めた。26年前に起きた猟奇的な事件から現在、サイコパスな弁護士の二宮と、医者の杉谷は友人同士。自身のためには殺人も厭わない二宮は、ある日怪物のマスクを被った男に斧で襲われる。入院した病院で杉谷から見に覚えない「脳チップが埋め込まれている」と言われて…。
一方、世間では被害者が頭を割られ脳を持ち去られる奇妙な連続殺人が起こっていた。担当する刑事の戸城は、尊敬する先輩刑事と共に事件を追う。聞き込みの途中で二宮とバッティングする戸城だが、犯人を捕まえさせたくない二宮に嘘の証言をされる。二宮は恋人の映美とのやりとりで、これまでになかった感情に戸惑うが…。
本作は二宮、戸城と事件が両面から描かれるが、読みながら私は「別に刑事のパートはなくてもいいんじゃ…」と正直思っていた。キャラの魅力が強い二宮と比較して、戸城は事件の概要の説明役でしかないよなぁと。最後まで読んで彼らの繋がりが見えて初めて、おお!そうきたか!と感心した。単純にして爽快な結末だ。
