
テーヒョン
@Taehyeon
2025年12月30日
風起隴西 三国密偵伝
馬伯庸,
齊藤正高
読み終わった
傑作。諜報機関は名称含め作者の創作だというが、現代の組織や活動をうまくこの時代に当てはめている。「司聞司」は対外(イギリスで言えばMI6)、「靖安司」は国内治安と防諜(MI5)、「軍諜司」は情報の整理・分析。以上を合わせて「司聞曹」。外交官の身分に隠れたスパイ活動、亡命者の聴取(ブリーフィング)、敵地からの脱出なども現代同様。ストーリー的には、たんに二重スパイ「もぐら」を突き止めて終わりでない工夫がこの作者らしい。ちなみに、文書の記録媒体は紙ではなく「竹簡」で、消しゴムに相当する「刻刀」もありますw