Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
テーヒョン
テーヒョン
@Taehyeon
  • 2026年6月13日
    イン・ザ・メガチャーチ
    作者の観察眼の鋭さと、それを言語化する能力の高さは文句なしにすばらしいけれど、本作をそれこそ「物語」として愉しめたかというと……。この設定や登場人物でハッピーな方向に持っていくのは至難ですよね。
  • 2026年6月10日
    恐怖の谷
    恐怖の谷
    顔を破壊された死体と言えば……なのだが、第1部、第2部ともに謎解きがあって充実。とくに第2部は(ホームズはほとんど出ないけれど)ハメットの『血の収穫』を先取りしている。
  • 2026年6月7日
    長安のライチ
    長安のライチ
    『両京十五日』や『風紀隴西』とは別人の作のような雰囲気だが、これをわずか十一日で書き上げるとはさすが馬伯庸。茘枝をめぐるミッション・インポシブルを描いた本作の疾走感は、その筆の勢いゆえか。実際の歴史から自由に発想を飛躍させる手腕もいつもどおり。
  • 2026年5月30日
    坂の上の雲 七
    坂の上の雲 七
    単行本で読んでいるので、文庫版とは章がずれている。戦局は、国の存亡を賭けた乾坤一擲の戦い、奉天会戦へ。『白鯨』的な寄り道も含みながら、大規模な戦闘を描き、今度はミクロ的に敵将クロパトキンの心理分析までしてみせる巧さ(=攻勢より守勢に集中しがち。玄人すぎて日本軍の素人戦法が読めず)。単行本の著者あとがきが秀逸。「子規の下宿を去ってゆく真之の背中というのは、そしてそのくだりまでは私の心象の中の真之の像が大きいのだが、そのあと真之は海軍という一種の人格性をもった組織の中に入ってしまってからは小さな粒子にすぎなくなる。陸軍にいる好古においてもおなじ情景である。その粒子になりはてた者たちをえがくには、むしろかれらそのものをとらえるよりも彼等の属した組織を人格的な部分でとらえざるをえず、さらにはかれらを埋没させたその組織がもっとも人格的な側面を過熱させたのは、時期的にはロシアとの対決であった」
  • 2026年5月30日
    坂の上の雲 六
    坂の上の雲 六
  • 2026年5月25日
    シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    イギリスのスパイ小説の源流をたどるなかで、「ブルース・パーティントン設計書」を読む。たしかに背景としてスパイは出てくるが(ホームズの兄のマイクロフトは「ひとり情報部」?w)、あくまでホームズの推理が中心。謎解きはおもしろいけれど、典型的なスパイ小説ではないような。 むしろ「最後の挨拶」のほうがスパイ小説らしい。なんとホームズがスパイ役。
  • 2026年5月23日
    ロクサーナ
    ロクサーナ
    高級娼婦の物語。稼いだ金で称号を買って貴族の仲間入り。主人公のふてぶてしさは『モル・フランダーズ』と同じで、「女にとって貧困がどれほど恐ろしいことか、皆さんもおわかりになると思います。ですから私はこれこれの行動をとったのです」という感じ。そのつど反省はしながらも、みずからの分身である使用人のエミリーが過激なことをするのを止めなかったり。ほかの登場人物の知らないことを読者には知らせる「劇的アイロニー」も効果的。
  • 2026年5月2日
    半七捕物帳(4)新装版
    「仮面」は巧みな詐欺、「むらさき鯉」は「雪達磨」のような事件設定の妙、「ズウフラ怪談」はいちばん警察小説っぽいか。
  • 2026年4月28日
    カーラの選択
    カーラの選択
    父親ジョン・ル・カレの代表作『寒い国から帰ってきたスパイ』と『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』のあいだの10年の空白期間を埋める1作。設定は『寒い国』の直後。スマイリー(元気に活動)をはじめとして、ギラム、コニー、エスタヘイスやヘイドンがそのままの姿で甦る。本国ではさらにもう1作、今秋に発表される由。
  • 2026年4月25日
    死神の精度
    死神の精度
    すばらしく読ませる。「恋愛で死神」と「死神対老女」がとくによい。「吹雪に死神」の定番設定のアクロバティックな真相も(^^)
  • 2026年4月25日
    バイバイ、ブラックバード<新装版>
    五股をかけていた主人公が、つき合っていた女性たちに別れを告げていく。怖い大女がそれに付き添う。どこか憎めない主人公。そのうちふたりのあいだに信頼関係のようなものが。
  • 2026年4月21日
    モル・フランダーズ 上 (岩波文庫 赤 208-3)
    傑作。前半は金のために男を次々と乗り換え、後半は泥棒・スリになり、悪事を重ねながらもどこかあっけらかんとしていて、生活のためにはしかたありませんと開き直ることもしばしば。罪の意識が薄いところは、クリスティーの『春にして君を離れ』を思わせる。本作の主人公の精神は強くたくましい。こういう小説の定番の終わり方は破滅なのに、ラストも意外。
  • 2026年4月8日
    半七捕物帳(3)新装版
    「雪達磨」の奇想、「あま酒売」の蛇神の怪異、「張子の虎」の復讐の執念、「旅絵師」のスパイ、「冬の金魚」の不埒な折檻、「異人の首」や「一つ目小僧」の特殊詐欺(笑)と、名作ぞろい。
  • 2026年4月7日
    坂の上の雲 五
    坂の上の雲 五
    203高地の激戦。バルチック艦隊の珍道中。アフリカでお土産買ってる場合じゃないよ。
  • 2026年3月10日
    半七捕物帳(2)新装版
    「津の国屋」は古典的怪談、「槍突き」はサイコキラー(切り裂きジャックの影響?)、「蝶合戦」は首なし死体、「筆屋の娘」は半無差別殺人と生臭坊主、「小女郎狐」は大量殺人。
  • 2026年2月15日
    半七捕物帳(一) 新装版
    「石灯籠」の意外な犯人、「お化け師匠」の蛇の使い方、「半鐘の怪」の犯行の二重性、「春の雪解」のすさまじい怪談、「弁天娘」の死因と犯人の悪どさなど、いまも楽しく、まったく色褪せない短篇集。
  • 2026年2月8日
    私立探偵マニー・ムーン
    私立探偵マニー・ムーン
    ハードボイルドに不可能犯罪風味。第一話でこういう主人公なのねと思いきや、第二話でわりと簡単に◯◯してびっくり。第四話が内容的にいちばん充実していたかな。最後の第七話もしゃれている。それにしても、美人ディーラーのファウスタとなぜよりを戻さないのか疑問。あんなに好かれているのに……。
  • 2026年1月24日
    坂の上の雲 四
    坂の上の雲 四
    ロシア通の豪傑、廣瀬武夫、伝書鳩を鷹でやっつけようとした長岡外史、砲弾が飛び交うなかで酒を飲んでいる秋山好古。
  • 2026年1月5日
    ロンドン・スパイ
    ロンドン・スパイ
    300年前の猥雑なロンドン。ここでいうスパイはエスピオナージュではなく、歩きまわって観察し、社会の実相を暴く者。
  • 2026年1月5日
    エージェント17
    エージェント17
    アクション満載。スパイ小説とは少し違うか。翻訳快調。
読み込み中...