明
@mmm_mmm
2025年12月30日
桐生市事件
小松田健一,
小林美穂子
読書日記
日数をかけて読了
生活保護問題について調べたいと思ったきっかけは、
生活保護費受給者は、クーラー購入を我慢させられることがあるという旨のネットニュースを見たことで
「夏は猛暑日が続く日本なのに、クーラーが買えないと”健康で文化的”な最低限の生活なんて営めるわけがない」
「ケースワーカーも味方になってくれないんだ」
この問題が火をつけ、(生活保護関連でSNSフォローしている)稲葉剛氏がリポストしていた本書を読んでみたけれど
桐生市の区役所が、クーラーどころか殺虫剤さえ買わせる機会を与えず、生活保護費を求めてやってきた市民に、まるで人間として向き合おうとしなかったことも
1日1000円だけを渡して「健康的で文化的な」という口上をはなから放棄していることも
怒りとやるせなさがあふれて仕方なかった
生活保護を受給しているからと言って、食に飢えることはもちろん、ささやかな娯楽の芽を摘み取られるようなことも許したくない
日本のセーフティネットはもっと充実させるものだと思う(最低賃金だってあげるべき)
引き下げなんて言語道断だ
生活保護問題のために奮闘した仲道宗弘氏、そしてその意思を引き継ぎ、腐りきった桐生市に立ち向かう小林美穂子氏や小松田健一氏らが今回のルポルタージュを世に出したことは、確かな希望だと思う
でもそれ以上に行政への怒りがこみあげて仕方がない
そんな一冊だった