
3㎗
@3deciliter
2025年7月28日
蛍たちの祈り
町田そのこ
読み終わった
何度も自分と重ねて過去を思い出しては辛くなったけれど、最後まで読むのをやめないでよかった。
町田そのこさんは、どこまで優しいんだろう。
わたしがずっとずっと言われたかったことを、作中で言ってくれた。
わたしの気持ちを代弁するかのように登場人物が会話してくれて、カタルシスのようなものがあった。
綺麗事で終わらせないのもよかった。
胸にずっとぽっかりと空いていて、もう一生埋まることはないだろうなと思っていた穴が、少しだけ埋まったような気がした。
今まで気を抜けばふわりと身体から飛び出てしまいそうだったわたしのたましいが、ずしりと重みを増して、身体に居ついたような感覚がある。
辛くて苦しくてたまらなかったけれど、この本に出会えてよかった。


