
優
@langern_1999
2025年10月5日

子供の頃から本が好きだった。本を読んで夜更かししたり、ジャケ買いした小説に涙したり、ちゃんと好きだった、はずだった。
大学生・社会人になってからだろうか。勉強や教養のために専門書や難しい新書、純文学を“読まないとダメだ”自分よりたくさん本を読む人達には“敵わない”と勝手に考えるようになり、だんだん読書が辛いものになってしまった。
そんな折、「最近また本が読めないから、何かリハビリによい本はないだろうか」と考えて立ち寄った本屋で出会ったのがこの本。
内容は、労働と読書を歴史的な背景から関連付けて、労働者が本が読めなくなってしまう理由を紐解くというもの。仕事が自己実現となり、様々な娯楽に溢れる現代では、確かに本は求められていないのかもしれない。また、この著書の内容は読書に限らず「自分の趣味」に置き換えても考えられる。
この本を読んで良かったのが、作者である三宅香帆さんを知れた事。本を読んだあとに作者について調べてみたら、ユーチューブで様々な本の紹介や読書論を行っているので動画を見てみた。とても楽しそうに本について語っている内容だった。
その時以来、「難しい本じゃなくても、たくさん読めなくても読書が好きでいいじゃん」と思えるようになった。
後日、このコペルニクス的大発見を本好きの友人に話したら「読書なんて楽しいものじゃん、何バカなこと言ってるの」と笑われてしまった。


