

ゆう
@langern_1999
本について語れる友達が少ない余り、AIと壁打ちしていたら急に斬りつけられて泣いちゃいました。
- 2026年2月9日
痛々しいラヴ魚喃キリコ読み終わった本当は『南瓜とマヨネーズ』という映画が観たかったけどサブスクになくて、じゃあ原作を読もうと調べて魚喃キリコさんの作品を調べてたら色々あってこの本が手元に来た。 内容としては、ザ・平成の恋愛! 登場人物たちの服装や言動、空気感のすべてがが懐かしく(?)時代の移ろいを感じる。 大人のオンナのコ視点の恋愛短編集。 この作品が出た頃(初版:2007年)の私はまだ子供で、ドマラや創作を見て、いつか自分もこんな恋愛をするのかと、ぼんやり憧れていた気がする。 読んでいて『ノブタをプロデュース』とか『花より男子』を思い出した、懐かしいね。 でもいつの間にか登場人物たちと同い年か、少し追い越した歳になっていた。憧れていたような恋愛はしたような、していないような…。 良くも悪くも“痛々しい”ほど恋愛が全てという年頃、世代だったのかなぁ。あの時憧れていたお兄さんやお姉さんたちは今どんな生活をしているのだろうか。 - 2026年2月4日
アンダーカレント豊田徹也読み終わった家業の銭湯を切り盛りする主人公の女性。 その女性のもとから失踪した夫。 営業を再開する為に組合の紹介で働きに来た男性。 男勝りな主人公と温かい周りの人々と過ごすユーモアのある日常の裏で、忘れられない夫の失踪や(無意識に蓋をしている)過去のトラウマが時折陰りを見せる。 「人をわかるってどういうことですか?」 人それぞれには表面には出さない(出せない)、隠れた感情や人間性がある。ただ一緒に過ごしてきたからといってちゃんとわかるわけではない。 アンダーカレント(undercurrent)なのである。 思い返せば、相手のことをわかっていなかった(わかろうとしなかった)ために私の前からいなくなった、私の方からいなくなった人が何人もいる。 相手の本当の姿を見ようととして、自分の姿もきちんと見て、顧みて、話し合って。 大切な人を失わないためには人をわかる努力を、向き合う勇気を持たなければならないと思われてくれた一冊。 - 2026年2月3日
悲しい本マイケル・ローゼン,クエンティン・ブレイク,谷川俊太郎読み終わった人それぞれに悲しみがあって、ただそれは基本的に表に出さず皆何事もないように生活している。 自分は悲しいことがあった時にどんな反応をするのかと思考える。きっと友人には負担をかけたくなくて話せないし、家族や恋人には弱みを見せたくないので、きっと独りで抱えるに違いない。 でもきっとうまく抱え込むことが出来なくて、最終的にひどい形で周りを振り回すだろう。 でも私は(仕事柄もあるが)その人が望むならば悲しみや不幸を少しでも一緒に背負いたいと思う。 - 2026年2月2日
陰翳礼讃大川裕弘,谷崎潤一郎読み終わった「陰翳」をテーマに、建築、生活、恋愛、旅情などについて谷崎潤一郎が論じる、日本人の体質や気質、美意識などを再確認させられる一冊。 本質的な相違として、西洋は自然を克服し利用してきたのに対し、東洋(特に日本)では自然と調和し共生してきた文化があり、根本から全く異なる。 陰翳礼讃を読んでふと我に返ると、自分の部屋、トイレ、食事といった生活のすべてが矛盾したチグハグで軽薄なものな気がしてきた。 しかし谷崎も論じていたが、この利便性で効率的な技術や文化に対して、西洋の文化がはいる前の生活に戻ることは非現実的である。私もこの便利な生活を手放すことはきっと出来ない。 ならばせめて、意識だけは精神だけは忘れずにいたいとと思った。陰翳を愛し、自然や季節を感じ、非効率な情緒を愉しむ。日本的な美を忘れずに生きていきたい。 - 2026年1月17日
包む幸田文,荒川洋治読み終わった幸田文の自然や人間に対する繊細な感性と、しなやかで芯のある文体を読むと、優しい気持ちになれる。まるで自分のおばあちゃんと話しているような感覚だ。 本当は日本の季節感や文化を感じたくてお正月に読もうと思って遅くなってしまったけど、温かくて凛とした元気をもらえた気がした。 ちなみに初めて幸田文を読んだのは『木』という本で、『PERFECT DAYS』という映画で役所広司が読んでいたのが気になったから。そちらの作品も、自然に対する繊細な感性が美しい。 お父さんはかの文豪、幸田露伴。いつか彼の作品もいつか読んでみたい。 - 2026年1月16日
NPOとは何か宮垣元読み終わった特定非営利活動法人が身近にあるので読んだ。 NPOという概念の誕生から日本にやってきた流れから、法律の整備、一般的なイメージが形成されるまでの背景がよく整理されていた。 NPOを立ち上げる、参加する、支援するなど様々な方法がある。そこで“働く”という手段もある。 考えさせられたのは、市場の原理から離れた活動や理念、活動内容に賛同して働く事を希望したはずなのに対し、実際に働くと法人を維持、運営していく為に資本主義的な価値観や行動を取らなければならないという矛盾が生じてしまう事。自身の生活や将来の不安からNPOを離れて行くというプライベートから生じる乖離も然り。 NPOも、ボランティアも誰かのためを思い行動するのは素晴らしいことである。一方、今の世間を見ていると、愛国主義、排他的、分断といった印象を受ける。誰かに優しくするのは、精神や生活に余裕があってはじめてできることなのだと思う。 - 2026年1月12日
ポケットに名言を寺山修司読み終わった「名言のない時代は不幸だが、名言を必要とする時代は、もっと不幸だ」 名言を求めてしまった私は、不幸なのだろうか。 今でこそインターネットやSNSに名言は掃くほど転がっているけれども、そんなものが無かった時代に歌人が名言集を作ったというのは画期的だったのか。 私は好きな本や映画、音楽について誰かと語り合いたい反面、「何が好きなの?」って聞かれると少し戸惑ってしまう。だって自分を構成するものを聞かれているわけだから、その質問に答えるのは「服を脱いでは下着になって」と言われる感覚に近い。 この『ポケットに名言を』で同じ人から名言をいくつも取り出しているのを見ると「あら寺山さん、こんな言葉がお好きなのね」とニマニマしてしまう。 そう思っていたらあとがきに「名言などは、所詮、シャツでも着るように軽く着こなしては脱ぎ捨てていく、といった態のものだということを知るべきだろう」と書いてあった。 私の感覚と少し違って“この服オシャレじゃない?”位のつもりで良いのだろう。さすが寺山修司、堂々としている。 - 2026年1月5日
- 2026年1月3日
読み終わった何か面白い漫画がないか探していたところ見つけた本。 元々ヤングマガジンで連載しており、高校生の男子が親戚や友人などに振り回されながら自分のアイデンティティを確立させる話。コミックスは全3巻だが、性的に過激な描写から3巻目のみR18の指定を受けその後絶版。後に上下巻に修整されて再出版されたという、サブカル界隈では有名な作品らしい。せっかくなので絶版になった方の全3巻を購入。 正月休みで夜更かしして読み始め、気がついたら朝になっていた、、、 感想としては、10代ならではの葛藤や世界観が生々しいほどリアルに描かれており、内容の過激さ含めて、高校生くらいの時に出会えていたら、受けた影響も大きかったのではなかろうか。 好きなアーティストの一つである「GOING STEADY(現:銀杏BOYZ)」に「さくらの唄」という本作品と同じ名前のアルバムがある。ネット記事で読んだ内容だが、メンバーの一人の峯田和伸氏もこの作品を読んでかなり影響を受けたとか。 - 2025年12月30日
短歌をよむ俵万智まだ読んでる最近日本の言語学者の大野智さんの著書を読んで、和歌(短歌)に興味を持ちました。 いつか万葉集を読みたいけどハードル高いな。 そう思っていたらたまたま見つけた一冊。 短歌の入門書として丁度いいなと手に取りました。 内容は非常にわかりやすい短歌論です。さらに技巧だけでなく、俵万智さんが様々な短歌(および歌人)の紹介や解説をしてくれるのでグッと短歌が身近に感じられるようになります。 俵万智さんは中学の国語の授業で知りました(サラダ記念日です)。そのあと図書館で読んだ『チョコレート革命』に載っていた「議論せし二時間をキスでしめくくる卑怯者なり君も私も」という歌に、まだ少年だった自分には意味がわからないながらも、妙に惹かれたのを今でも覚えています。 この歌の意味が分かるようになってしまったのは、少し切ないことだなぁ。 - 2025年12月25日
紅い花/やなぎ屋主人つげ義春三宅唱監督の映画「旅と日々」を観て原作のつげ義春氏の漫画を読んでみたくなり購入。 昔ながらの絵の雰囲気やセリフのない間が、淡々とした日常や旅情、孤独や哀愁を引き立たせる叙情性のある作家だと感じた。 つげ義春氏の「旅もの」と言われるのが好きだ。 私も一人でふらりと、私のことを誰も知らない場所へ、旅に出たい。 - 2025年10月5日
子供の頃から本が好きだった。本を読んで夜更かししたり、ジャケ買いした小説に涙したり、ちゃんと好きだった、はずだった。 大学生・社会人になってからだろうか。勉強や教養のために専門書や難しい新書、純文学を“読まないとダメだ”自分よりたくさん本を読む人達には“敵わない”と勝手に考えるようになり、だんだん読書が辛いものになってしまった。 そんな折、「最近また本が読めないから、何かリハビリによい本はないだろうか」と考えて立ち寄った本屋で出会ったのがこの本。 内容は、労働と読書を歴史的な背景から関連付けて、労働者が本が読めなくなってしまう理由を紐解くというもの。仕事が自己実現となり、様々な娯楽に溢れる現代では、確かに本は求められていないのかもしれない。また、この著書の内容は読書に限らず「自分の趣味」に置き換えても考えられる。 この本を読んで良かったのが、作者である三宅香帆さんを知れた事。本を読んだあとに作者について調べてみたら、ユーチューブで様々な本の紹介や読書論を行っているので動画を見てみた。とても楽しそうに本について語っている内容だった。 その時以来、「難しい本じゃなくても、たくさん読めなくても読書が好きでいいじゃん」と思えるようになった。 後日、このコペルニクス的大発見を本好きの友人に話したら「読書なんて楽しいものじゃん、何バカなこと言ってるの」と笑われてしまった。
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