
Ellie
@Ellie
2024年6月1日
正欲
朝井リョウ
読み終わった
初めての朝井リョウ。
読んでからだいぶ経っているので細かなことは忘れてしまったけれど、覚えている点をいくつかメモ。
以下ネタバレあり。
全ての項目においてマジョリティに属し続けることは不可能に近く、もし実際にそうなったらそれはすでにマイノリティである、という説明にハァこの人賢いな、となった記憶。例えば、0.7×0.7×0.7はもうそれだけで0.34…で過半数に届かないという。(婚活であらゆる項目が「普通」の人は激レアであるみたいな)
あと、もう名前も忘れてしまったけど、ダンスの上手いマイノリティの大学生の男の子の家に、地味な女の子が乗り込んでいって、彼のもう放っておいてくれよ、という論理をきちんと論破したところに目から鱗が落ちた。あの論理、破れるものだったんだ、と。
仮面夫婦(?)の二人が行為のまねごとをするシーンは微笑ましかった。
ちょっと気になったのは、水に魅力を感じるマイノリティの人たちが、小学生の男の子たちの水関連の動画を性的に消費していることが彼らのラストリゾート的な扱いである意味正当化されていて(ちょっと記憶間違っているかも?)、そのことの是非の言及がなかった点かな。