
楡
@etemotust
2025年12月30日
ハンチバック
市川沙央
買った
読み終わった
芥川賞受賞に伴うインタビューか書評か何かで紙の本は〈マチズモ〉であるという表現には触れていたが、世界的に注目を集めている『ハンチバック』という存在と繋がっておらず、該当の表現が出てきた瞬間に頭をぶん殴られた。
往復書簡まで読んで自分の無知と浅薄を思い知ると同時に、自分自身は賛同しかねるポイントもあるなと思った。
それは結局どこまでいっても〈マチズモ〉なのかもしれないけれど、マチズモ/アンチマチズモの二項対立に囚われるのではなく、生きている限り折衷点を、あるいは止揚を求めていかなくてはならないのだな、と対話へと目線を誘ってくれるような、そんな一冊だと感じた。

