ハンチバック
99件の記録
楡@etemotust2025年12月30日買った読み終わった芥川賞受賞に伴うインタビューか書評か何かで紙の本は〈マチズモ〉であるという表現には触れていたが、世界的に注目を集めている『ハンチバック』という存在と繋がっておらず、該当の表現が出てきた瞬間に頭をぶん殴られた。 往復書簡まで読んで自分の無知と浅薄を思い知ると同時に、自分自身は賛同しかねるポイントもあるなと思った。 それは結局どこまでいっても〈マチズモ〉なのかもしれないけれど、マチズモ/アンチマチズモの二項対立に囚われるのではなく、生きている限り折衷点を、あるいは止揚を求めていかなくてはならないのだな、と対話へと目線を誘ってくれるような、そんな一冊だと感じた。

おでんち@odenchi2025年12月15日読み終わった「日本に障碍者はいないことになっている」が辛辣 とにかく感情を叩きつけてくる文章だと感じた 怒りが生きるエネルギーなのかもしれない 実際経験したことない性描写のコタツ記事を書く時何を思うのだろう しかも十分な金はあるのにこういう稼ぎ方…それは寄付するという 本当に世の中にはいろんな人がいるなぁ いろんな人がいることをちゃんと認めなくちゃいけないなぁ





夜凪 順@yonagijun2025年12月8日かつて読んだこの書籍を手に取ったのは、とあるインタビューがきっかけだった。 復讐をするつもりだったと語る市川さんに、言葉にできない感情が芽生えた。 「私は紙の本を憎んでいた。」 これまでの日常において、恥ずかしいことに意識したことがなかった。 好きなときに書店へふらりと足を運び、新品特有の香りを楽しみながら紙を捲る。 それは当たり前のことで、私にとっての至福のひとときだった。 しかし、時として本の重みも、電子書籍の光も、全てが苦痛になりうる人たちがいる。 当事者にしかわかり得ない、憤りや眺望、怒りが込められている作品と、私は受け止めた。 井沢釈華の背骨は右肺を押しつぶす形で極度に湾曲し、歩道に靴底を引きずって歩くことをしなくなって、もうすぐ30年になる。 両親が終の棲家として遺したグループホームの、十畳ほどの部屋から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説をサイトに投稿し、零細アカウントで「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」とつぶやく。 ところがある日、グループホームのヘルパー・田中に、Twitterのアカウントを知られていることが発覚し……と物語が展開する。 そこで賛否両論だったのが“性”に触れられた場面があったこと。 気持ち悪いとの率直な声や、描写を取り入れる必要はあったのかという疑問、様々な言葉が飛び交っているのを見かけた。 蛇足になるが、私は子どもが産めない。 体は回復して健康体なのに、無性に非生産的な人間だと感じることがある。 だが、釈華は30年近く病気により生活は制限され、異性との触れ合いはおろか、その行為そのものに死に至る危険性が潜んでいる。 子どもを自分のお腹に宿し産むこと、女性なら当たり前のこと、そう当たり前のことさえできないからこそ、死ぬまでに一度は……と、思いを抱くのではないのか。 孕んで、堕胎するという表現も、現実問題として産み育てることが難しいと理解しているからこその、願望のひとつではないだろうか。 決して、軽々しいものには聴こえなかった。 そして、最後の紗花が登場する場面。 釈華と田中の物語とリンクするかと何度か読み返したが、ここだけ疑問が残ったまま。 「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」とつぶやいていた釈華だが、その願望が叶ったのだろうか。 読了後はいろんな感情がないまぜになり、やるせないような、泣きたいような、苦しいような、筆舌に尽くしがたい気持ちを抱えた。 ただ、後味が悪いというものではなく、雨上がりの空にほんの少し、青空が見えたような心境だった。




才桃きいろ@kiirosaito2025年12月6日読み終わった最初の1ページを読み「すごい本を選んじゃったな」と驚いた。だけど読み終わったあと殴られたような気持ちになった。主人公の繊細で歪んだ内面。最後のシーンはなぜか少し救われたような気にもなってしまい自分が怖くなった。当たり前とは普通とは。






しおり@Kaffee58882025年12月5日読み終わったこれは、「本気」…なのか??? 怨嗟というか…なんといいますか…これを受け止め切るのには結構難しいものがあります。受け止めることもできないし、流すこともできない、…なんていうもの読んだんだ…。感想が難しすぎる。 自分は所謂、健常者に属する身体だ。だから、こういう人たちの気持ちはわからない。中途半端に理解を示そうとする方が失礼だと思うから、自分はわからない、そう言う。そもそも私は『ハンチバック』という言葉すら知らなかった。そういう人たちがいることすらも。なぜなら普通だから。知る機会がないから。目を逸らしていたわけでもない。ただ、触れることがないから。 この作品を読んでも、彼ら彼女らの気持ちはわからない。紙の本を読むことを私はやめないし、紙の本を捲る時の香りや音が宣うこともやめない。分かり合える存在ではないんだろうな。(拒否するわけではない)共存する社会と言えど、溝は埋まることはないのだろう。 ただ、この本は読んでおくことはいいと思う。 知る機会になるから。そうでもしなければ私たちは知らないのだから。











はな@hana-hitsuji052025年12月1日気になる読みたい勝手なイメージで、少しダークな物語とかなのかなと思っていた。 どこかで著者の言葉を読んで後ろから殴られたみたいな気持ちになり、それからずっと気になってる。 自分が今の段階で気づけていないことは、気づかずに生きてこれたという点で全て特権なのかもしれないと知って、それが「本を読むこと」にも当てはまるんだとは考えが及びもせず読む前から既に猛烈なショックを受けてる。









ゆい奈@tu1_book2025年11月22日読み終わったなにをいっても強者であることの罪悪感の垂れ流しになるような気がして、なにもいえず、だからといって強者である自覚はなされずままであったので、ほんとうに読めてよかった。そして小説はもちろんのこと、荒井裕樹さんとの往復書簡もすごく良かった。強者性と弱者性は誰もが持ち得るものであり、環境・対人によって変わりゆくものであること、あたりまえにあるものへの優位思想に気づけるひとでありたいとおもいながらも、わたしはやはり紙の本がすきだとあっけらかんと強者の言葉を述べてしまうのだろう、という、抱くことが間違いか正解かわからない居心地の悪い罪悪感につつまれる。そして複雑なことを複雑なままに書くことってなによりもむずかしいことだよな、とおもって、いや〜しかし、凄まじかった…と感動している。すごいなあほんとうにすごい。小説としての面白さもピカイチ。









本運んでいるだけ@yuriakaneda2025年11月10日読み終わった文藝に載っているのをみて、衝撃を受けて、文庫になって再び。往復書簡もすばらしい。すべてのことに健常者優位主義が蔓延り、生きることがサービス化してしまうことなど。本当にすごい作品だと思う。『凛として灯る』次読みたい。



yokackyの図書録@yokacky2025年11月7日読み終わった第169回芥川賞受賞の小説。100ページも満たないミオチュブラー・ミオパチーを患っている主人公、釈華の物語。 印象的な引用:「目が見えること、本が持てること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること、ーー5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズモを憎んでいた。その特権性に気づかない「本好き」たちの無知な傲慢さを憎んでいた。」







ヒナタ@hinata6251412025年10月31日読み終わった単行本は電書で買って読んだんですが、文庫化されたのでこちらは紙で購入。荒井裕樹さんとの往復書簡も掲載誌は持ってるんですが(だいぶんファンだな…笑)、さらに一往復追加されていてうれしい。 「妊娠と中絶がしてみたい」という切実さが、障害者と性(生殖とエロも含む)をこんなにも〈存在しない〉ことにしてしまっている社会の、そして〈健常者〉の欺瞞をボロボロと剥がしていく。切れ味も凄いんだけど笑いもあるところがいい。 往復書簡の中の「プロテストソングがあるならプロテストノベルもあってもいい」という市川さんの言葉が好きです。市川さんのプロテストノベル、これからも読み続けたいです。




雫@sukinamono2025年10月27日読み終わった皆さん感想で言及しているけれど「紙の本が好き」と言えることの無神経さにハッとする。恥ずかしくなる。 人間はみんな平等だ!とか声高らかに一丁前に言ってたって、私たちは常に自分中心の世界でしか生きていないのだ。自分の見えているものしか見ず、もし何か不都合なことがあったら見ないふりをする。 目でモノを見ることができるから。目を逸らすことができる筋力があるから。 こんなに心の芯を突く小説なのに、語りはユーモアがあって気づいたら読み終わっていた。 恐るべし、市川沙央…。




はち@harry-2025年10月26日読み終わった衝撃すぎた、、なんの前情報も入れずに読んだけれどこんなに薄いのに読む手が進まないのは初めてで。本を読むという行為が当たり前ではなくて読書好きを語るだけでも無意識のうちに差別に繋がっているのかもしれないと思った。読書が好きな人にはぜひ読んで欲しい…けれどもおすすめしたくないっていうか再読もできたらしたくないというか。そう思ってしまう私は現実から目を背けたいからなのかとかぐるぐると考えてしまった







m@kyri2025年10月19日読み終わった@ 自宅紙の本が好きって気持ちをそんなふうに言われてしまうとすみませんでした!!!っていう…気持ち…でもマチズモと言われようが紙の本が好きです… 考えることはたくさんあるけど釈華がツイートする前に一回「冷却」して考えるみたいに、わたしのこの思考は果たして大丈夫なんかなと考えてしまってこういうSNSに書くことではないように思えてくる 絶対そこじゃないんだけど「マツケンサンバのケンさんの語尾がエキセントリックに裏返るところみたいな声」(p.10)がどんな声なのかが気になりすぎてしばらく脳内でマツケンサンバが流れた





北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年10月15日読み終わった芥川賞受賞の本作、文庫化になっているのを発見して、ようやく。 当時の授賞式の様子はチェックしていて、かつこの小説が「何も考えずとも紙の本の読書ができること、それ自体が健常者優位主義」とするメッセージを発していることを知っていたので、なかなか前向きに読もうと思えずここまできてしまった。 私自身、健常者であることに引け目を感じることになるだろうな、と思ったから。そしてまんまと、形容できない罪悪感にまみれている。ああ〜〜〜








bitter100%@bitter1002025年10月15日買ったちょっと開いた@ 自宅文庫。歯医者さんからの帰りに郵便受けを覗いてみたら届いていて、開いたら当然読み始めて止まらなくなった、のを無理やり止めた。今夜は少しでも早く眠らなくては。


若公爵@y_louis_t1900年1月1日読み終わった賛否あるかもしれませんが、市川さんが出てこられたことは嬉しいです。 この方の存在はリアリティをもって、究極的には色んなマイノリティの存在を明らかにしている。そんな怨念の文章。 私たち皆んな、あまりに溝が深くて分かりあえずとも、それでも互いに大事にし合える、少なくとも私はそれを目指すことを止めない、そんな気持ちになりました。 この方の文は、別のかたちでも、追っていきたいです。



植月 のぞみ@nozomi_uetsuki_r4101900年1月1日読んだ衝撃的な小説だった。 主人公は市川沙央さんそのものなのだろう、と思いながら読んだ。 重度障害者の賃労働、介護、性の現実が、この小説を読んで、心に迫ってきた。

































































