
なこ
@nonbibiri75
2025年12月27日
PRIZE-プライズー
村山由佳
感想
audible
聴き終わった
建前を取っ払った自我や欲は、ともすれば悪役のよう。激しい感情に中てられた…
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直木賞が欲しい作家を主人公に、出版業界や文学賞の裏舞台を見せつつ、主人公=人気作家・天羽カインは直木賞を取れるかどうかの濃密な過程を描いています。
天羽先生、初登場で外面いい人すぎるなーと思った勘は大当たりで身内に厳しい! 一見悪役かってくらい厳しいですが、自分の気持ちに正直に「してほしいこと」を伝えてるだけなんですよね。(それでも性格は悪い方かと思いますが😅)
いくつもの出版社に担当編集がいて、彼ら彼女らの個性もなかなかです。先生に仕えるような立場でありながら編集者なりの自我や欲が見え隠れして、それがやっぱり見方によっては悪役寄りに見えてしまったり。みんな本当は悪い人じゃないのに。ヒールになったとしても自分の信念に従っていたからで(意外な人が意外な考えで意外な一線の越え方をしたり🫢)。
この剥き出しの感情に晒され続けて、すっかり中てられてしまいました。すごい、怖い、疲れた😮💨
いや、でも怖くても気になって気になって止まらなくなるタイプの本なんですよコレ。
賞選考のスケジュールや方法が詳らかに書かれているのも大変興味深かったです。報道で受賞しか見かけないですけど、半年まるまるかかるような長期プロジェクトなのですね(今更な感想)。
さて、天羽カインは直木賞を取ったのでしょうか?🤭
家族への推薦度★★★☆☆
村山由佳先生といえば、JUMPブックスのファンタジー冒険テイストやおいコー、天使シリーズや鴨川エッセーは拝読してまして。登場人物の恋愛模様がない本読んだのは初めてかも! テイスト違いすぎてびっくりしました。





