橘海月 "光待つ場所へ" 2024年12月30日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2024年12月30日
光待つ場所へ
光待つ場所へ
辻村深月
それぞれ元となる作品があり、そのスピンオフ。 各々の物語で「じゃない方」だった彼女、彼らのあるひと時の物語。四編の中では、絵を描く清水あやめの葛藤に焦点を当てた「しあわせのこみち」が印象的。懐かしくも変わらない彼女が登場する「チハラトーコの物語」もいい。強さも弱さも、貫き通すことで生まれる真がある。 これ、文庫版解説が朝井リョウで、解説もとてもよかった。私は物語そのものには、言語化が必要でない場合が多いと思うのだけど(だから人によって解釈が異なる)解説については、明確な言語化が欲しい。正解とか不正解とか無関係に、その人なりが思った物語の解釈が聞きたいと思う。その点でも朝井リョウの解説はよかった。他の作品の解説も読みたくなった。
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