橘海月 "あの日の交換日記" 2025年1月4日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2025年1月4日
あの日の交換日記
先生に勧められ、戸惑いながら交換日記を始めた人達を描く七話の物語。読み進むうちにあれ?と引っかかる場面があり、謎は結末で示される。全編がリンクしており、もしかしてこれがそうでは?と予想しながら読める。途中はかなりシリアスだが、読後感は優しい。 相沢沙呼の某作品のように、この本も連作短編集の登場人物がリンクしつつもあれ?となる要素が隠されているが、独立した話として楽しめる。入院中の児童の気持ちが痛いほど込められた「入院患者と見舞客」なぜかほのぼのなやりとりの「加害者と被害者」が好み。「母と息子」は、子供の世界の切実さとは裏腹に、現実的な母の対応が身につまされる。
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