
橘海月
@amaretto319
2025年2月13日

僕の神さま
芦沢央
読み終わった
#ミステリ
同級生の水谷君は、困ったことが起きると皆に相談されていて、神さまと呼ばれている。本人は名探偵の方がいいんだけどと一人冷静なのだが…。これは重い。季節は春から夏へと移り変わり、水谷君が解く謎はより深刻となる。謎解きは誰かの人生に踏み込むものなのだ。
「謎をなんでも解いてしまう」水谷君は、知らなくていいことも知ってしまうし、その先がどうなるかも見通せてしまう。主人公の弱さや恐れは小学生なら当たり前に持つもので、だからこそそれらから逃げない水谷君の苦悩が伺える。時には間違えた彼がそれに対する責任を負ってしまうのも。名探偵ゆえの苦悩だ。

