
𝕥𝕦𝕞𝕦𝕘𝕦
@tumugu
2025年3月9日

架空の街ブランケット・シティに住む27歳の青年ライター、ブランケット・ブルームが雑誌〈デイリー・ブランケット〉で連載執筆しているコラム、という設定の短篇集。
雑誌のコラムという体裁のため、短い(文庫版だと2〜3頁程度)話がたくさん詰まっている。宮沢賢治や稲垣足穂的なモチーフが多く、寝る前にぱらっと開いて読むのに適していた。
持ち歩いて読みたかったので、単行本のあとに文庫版も購入。
ブランケット・ブルームが飼っている猫(ヘイゼル君)がたまにちらっと出てくる。同著者の『月とコーヒー』にも万年筆のインクの話が数本あり、本作もノートにまつわる話が収録されているので、文房具がお好きな方にもおすすめ




