Rye
@Rye_612
2025年6月8日
エレファントヘッド
白井智之
容疑者は4人。全員俺。これまでのミステリーとは異なる容疑者が全員自分で人格も同じというとんでもないミステリー小説。ただ時系列が異なる分裂した存在で、お互いに記憶を見せ合いながら、自分は犯人ではないことを証明しようとする。主人公がとんでもない過去を持っているところも面白いし、日常の中にある何気ない描写が最終的なトリックへとつながっていて、納得感も非常にある。これまで見たことないような小説だった。家族からの愛が欲しかった男が、その家族の形を維持するために、結果的に家族を殺すと言う、悲しい形で終わるのも良い。

