Rye
@Rye_612
- 2025年12月31日
夜と霧の誘拐笠井潔読みたい - 2025年12月27日
生殖記朝井リョウとんでもない視点から描かれる物語。語り部が人ではないからところどころ軽い言葉なのが読んでいて心地よい。尚成ほど、極端ではないものの他者や世間に対してそこまで関心がない点は類似しているなと思った。その中で会社に勤め、人とも最低限の関わりができるくらいの社会性が備わっていたことは凄くラッキーで、生きやすいなとも思う。 - 2025年7月7日
- 2025年6月8日
エレファントヘッド白井智之容疑者は4人。全員俺。これまでのミステリーとは異なる容疑者が全員自分で人格も同じというとんでもないミステリー小説。ただ時系列が異なる分裂した存在で、お互いに記憶を見せ合いながら、自分は犯人ではないことを証明しようとする。主人公がとんでもない過去を持っているところも面白いし、日常の中にある何気ない描写が最終的なトリックへとつながっていて、納得感も非常にある。これまで見たことないような小説だった。家族からの愛が欲しかった男が、その家族の形を維持するために、結果的に家族を殺すと言う、悲しい形で終わるのも良い。 - 2025年5月31日
夜のピクニック恩田陸異母兄弟で、同級生という特殊すぎる設定が面白い。 2人ともエリート校に入れるなんて遺伝子優秀すぎる。 この学校の生徒たちは全員が賢くて、現実離れしている感じはあるけど、憧れもある。もうあとは受験だけという高校3年の行事が、ただひたすらに歩くだけというのは一見退屈そうだが、夜通し一緒に歩くことでここでしか喋れない話もできて、彼らのように本当に思い出に残るんだろうと思う。やっぱり歩くと自然に頭も冴えてくるし、学校の帰り道とかに適当に喋ってるのが1番楽しかったりする。 - 2025年5月31日
新参者東野圭吾「 刑事の仕事は捜査だけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手立てを探し出すのも、刑事の役目です。」 加賀恭一郎らしい素晴らしい言葉。 これまでのシリーズとは異なり、登場人物が多いのが特徴的。9章までは直接的に事件を解決するわけではないけど、その話がちゃんと面白くて、事件解決の糸口にもなっているのが東野圭吾が他のミステリ作家と違うところだ。 - 2025年5月31日
悪い夏染井為人これが生活保護の実態なら、早急にベーシックインカムを検討するべきだと思った。あまりにも、職員の負担がでかすぎるし、喋りが下手な本当の貧困層には届かない。みんなもらえれば悪さもなくなる。愛美のあの意志のなさは何なのか。好意を持っていたはずの佐々木でさえも、蔑ろにしてしまう。でも最後には娘を助けようとしていたから、佐々木と会って変わったのは確か。最後のぐちゃぐちゃ感が最高に面白い。佐々木の気持ちはよくわかるし、もしかしたら未来の自分かも。 - 2025年5月31日
- 2025年5月31日
容疑者Xの献身 (文春文庫)東野圭吾数学にしか打ち込めなかった石神が初めて深く女性を愛し、彼女の殺人を庇おうとする。彼女のアリバイを確固たるものにし、自分の決意を固めるために最も非論理的な罪まで犯してしまった。なぜそこまで彼女を愛したのか、それは終盤に描かれる。誰からも必要とされない人生の退屈さに絶望していたところに現れた彼女。そんな彼女のためなら例え自分が捕まり、名誉を傷つけることになっても構わない。最後の石神の嗚咽のシーンは映画だとより感動的で、邦画も捨てたモノではないと思わせてくれる。 - 2025年5月31日
超コミュ力田村淳本当のコミュ力は話すよりも聞く力 相手に対して質問やリアクションで気持ちよくさせよう 複数のコミュニティに所属する 一つの関係に依存するのではなく、常に複数のコミュニティに所属することでメンタルが安定する 俺の場合は今のところ会社・家族・卓球部・菁菁館 さすがトップmc淳なだけあって、コミュ力をどう磨いていくかその具体的な方法がわかりやすかった。 - 2025年3月31日
十戒夕木春央方舟と関係があることを知らずに読んだため、最後の意味がわからなかった。まさか再びやり遂げていたとは。今回は被害者はもちろん、綾川と里英以外のセリフがほとんどないため、必然的に綾川が犯人なのかと思っていたけど、その動機がまたすごい。人生で2度も絶対絶滅の状況に遭遇した麻衣が今後どうやって出てくるのか楽しみ。ただ、オーディブルだと遡って読むことができないから推理小説には向かないかもしれないと思った。 - 2025年2月20日
地雷グリコ (角川書店単行本)青崎有吾一般的なゲームに少し特殊性を加えて、頭脳戦にしてしまう。それを何個も考えて、どう逆転していくのか筋道を考えられるのが凄い。誰も死なないし、凶悪な事件は起きていないのにしっかりハラハラするし、ミステリーとして斬新で面白い。ただ、やっぱり人が死んでそれを解決していく話の方が好みなのかもしれない。補助的に図などはあるものの、ほとんど文字だけで複雑なゲームの情景を読者に想像させられる作者の描写力に脱帽。最後は天才的な彼女も女子高生らしい終わり方で良かった。ポーカーのルールをあまり知っているとラストはもっと楽しめたと思う。最初の地雷グリコが1番面白かった。 - 2025年2月15日
秘密東野圭吾殺人が起こらないのにちゃんとミステリー小説として成立しているのがとんでもない。事故の被害者と加害者、夫と妻、父と娘の全く異なる関係を丁寧に描いている。なんでこんなに共感できる心情を描写できるのか意味不明。妻の意識はあっても体は娘であり、そこに発情することは許されない。とはいえ、愛している妻ではあるため、嫉妬もする。それでも平介は他に流されることはなく、嫉妬にも打ち勝った理性のある素晴らしい人間だ。最後の最後に明かされる秘密というタイトルの意味に気づいた時の感情は最高で、これがあるから読者はやめられない。 - 2025年1月31日
六人の嘘つきな大学生浅倉秋成インタビューで名前が明かされることで徐々に犯人の選択肢が減っていき、途中でほぼ推測できてしまうが、多くの人の予想は外れることになる。前半後半で語り手が変わるのも面白い。実際に就活をしている時にも思ったように、たった数回面接したくらいでその人のことがわかるはずないのだから、こんな茶番に命をかけるのではなく、さっさと終わらせてキャリアを積み転職する方が賢明だなと本作品を読んで改めて感じた。こういう形のミステリーも面白い。 - 2025年1月21日
捨て本堀江貴文物への執着がいかに意味がないか再認識。あのホリエモンでさえ若いときは物への執着があったのに、自分は20歳からそれがないのはなんか嬉しい。物だけではなく、友達や家族も当然、その時々に合った付き合い方をするべきで、絶対に依存はしてはならないと思う。刑務所であっても、楽しく暮らしていけるのだから、本当に終わることはない。気楽に生きていける。 - 2024年12月28日
- 2024年12月5日
そして、バトンは渡された瀬尾まいこあまり本を読み返すことはないのになぜかまた読みたくなって数年ぶりに読み返した。親が変わるという側からみると不幸そうなことでも、それぞれが良い人だからあんまり悲しくない優子。本当に人の心はわからない。そして家族ですら変わりゆくものだと知っている優子は仲の良い友達とギクシャクしても動じることのない強さを無意識のうちに習得している。一生付き合う人なんて本当にまれで、人間関係は変化していくのが当たり前で、その時に居心地の良い人と一緒にいればよいし、それが他人であってもなんの問題もない。嫌な人が出てこない心が温まって美味しいものが食べたくなる最高の作品。またいつか読み返すだろう。 - 2024年12月2日
ダイイング・アイ東野圭吾ミステリーとホラーが融合したような作品。記憶喪失の主人公とともに、事件の謎と記憶を探っていくのが楽しい。死者の魂はあるのか今はわからないが、そう考えることで人は他者をより思いやれるようになるのかもしれない。 - 2024年11月10日
架空犯東野圭吾白鳥とコウモリの続編。加賀シリーズにもありそうな話。誰が犯人なのか。警察官である山尾は一体どのように事件に関与しているのか考えることがたくさんあって読み応え抜群。子への愛、妬み、憧れなど人間のリアルな心情を描くのが抜群に上手いと感じた。これだけ多くの作品を世に出してきて、まだこのクオリティを担保できるのが信じらない。やっぱり若くして出産するのは子供にとって不幸でしかないと思う。娘の真実を知ってからの山尾と絵里子の会話があっても良かったのではと思った。 - 2024年10月24日
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)東野圭吾東野圭吾はミステリやシリアスな話を読むことが多かったが、本作は過去と未来を繋ぐ不思議なナミヤ雑貨店にまつわる心温まる話で凄く面白かった。それぞれの章にタイトルが付けられていることから短編集かと思いきやそこは流石の東野圭吾。別々にみえた登場人物たちが徐々に繋がっていることに気づいた時は爽快感がある。
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