
橘海月
@amaretto319
2025年9月27日

残星を抱く
矢樹純
読み終わった
#ミステリ
幼い娘とお出かけした柊子は、思わぬ事件を目撃してしまい、展望台から必死のカーチェイスをくり広げる。しかしその出来事を、警察官である夫の哲司に打ち明けられずにいた。そうこうしているうちに哲司が公園で首を吊ったと連絡がきて…。終始柊子が逃げる緊迫感で疲弊させられる物語。
夫が自殺しようとしたんじゃないのなら、誰かに狙われた?と夫の過去の行動を探るうちに、地元で起きた父の交通事故との関わりが明かされるが、とにかく主人公の柊子が頻繁に危険な目に合い追いかけ回される割には、同級生の探偵も夫の同僚の警察官も当てにはならず、むしろこいつらが犯人では?と疑うしかなくて辛い。私はどちらかというとハードボイルドやサスペンスよりのミステリは苦手な方で、一番好きなのは主人公が出歩かない安楽椅子探偵なのに…。
この本はとにかく逃走、戦闘、再び逃走、また戦闘と、臨場感はあるものの疲れる描写が多く好みが分かれるところ。最後の落ちだけは救いがあってよかった。