
橘海月
@amaretto319
2025年10月11日
世にも奇妙な君物語
朝井リョウ
読み終わった
小説に「信頼できない語り手」があるように、私にとって著者はある意味「信頼できない作家」だ。彼が紡ぐ物語は一筋縄ではいかない、ハッピーエンドに終わると思えてもそうではない。だからこそ面白いし、どこか緊張しながら読む。そんな五つの物語だった。
正確には、独立した四つの物語と、スピンオフの五つ目があって、それまでどこか緊張していただけに「脇役バトルロワイヤル」は肩の力が抜けて楽しめた。そしてこの話でピンとくる名前が二人だったことに申し訳なくなった。実在の人物としか思えない絶妙なネーミングチョイスも笑えて、よりほろ苦く思える。
