
ako
@yurulife
2025年12月31日

三四郎
夏目漱石
読み終わった
117年ほど前に連載された小説。
文体に読みにくさを感じていたけれど、読み進めていくうちに気にならなくなった。
小説に登場する上野の精養軒は、現在も営業中で母とも食事に行ったことのある場所なので、小説との距離をぐっと縮めてくれた。
当時の人たちのファッションや流行りのものは、まったく違うけれど、人の悩みや不安みたいなものは今と大して変わらないところが面白かった。
週刊誌(三四郎のなかでは新聞)のやってる事は、この頃からずっと変わらないなーとか。人の気持ちを読みとる難しさは、どの時代も変わらないなーとか。共感しながら読めた。
特に画家の原口さんが結婚について語るシーンは印象的。「考え物だよ。自由にならない。女が偉くなると、こういう独身もの(結婚できない男性)が沢山出来て来る。」
(引用ではなく、省略して書きました。)
漱石は未来を見通す力が優れていたのかもしれないけど、こういう考えが100年前にもあったことに驚いた。
いまの私たちが聞いてもハッとさせられる一言が散りばめられていて、楽しみながら読めた。
