
橘海月
@amaretto319
2025年11月17日
読み終わった
棋士で負けが続き低迷している芝と、奨励会を退会し弁護士となった大島。二人の同期には、タイトル戦も狙えるほど活躍している謙吾がいて…。棋士になるまでの苦悩と、なってからの苦悩。テレビで紹介される華やかさとは対極の、棋士になる棋士であることの難しさがある。
全編を通して芝の苦悩が、大島の葛藤が痛々しい。
“みにくい自分は知りたくない、やさしい人間でいたい、だけど将棋にかかわる限り、僕はいやな気持ちにのみこまれつづける”
私も含め世の中の大半の人は、将棋のことのみを考え続けたりしない。閉ざされた世界とそこからはみ出す怖さがリアルに迫ってきた。