彼らは読みつづけた "ぼくのがっかりした話" 2025年12月31日

ぼくのがっかりした話
ぼくのがっかりした話
セルジョ・トーファノ,
橋本勝雄
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《ぼくはそんな彼が気にいった。とくに好きだったのは、その教え方だ。彼はいつも何冊も本を抱えて教えにくると、適当に手にした一冊を開いてこう言うんだ。 「今日は文法を勉強しましょう」 そうして彼は目を細め、わら色の髪をくしゃくしゃにして、アリババと四十人の盗賊のおとぎ話を語ってくれた。読み終わるとこう言った。 「今度は地理を勉強しましょう」 そして、ある王様と女王に、頭が鉄筋コンクリートでできた子どもが生まれたというおとぎ話を語りだした。》 — セルジョ・トーファノ著/橋本勝雄訳『ぼくのがっかりした話』(2021年8月、英明企画編集〈シリーズ再生の文学〉) 2025年読み納め
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