ぼくのがっかりした話
27件の記録
がんちゃん@mg9252026年7月27日読み終わったアトレ恵比寿の有隣堂で開催されていた『本の産直市』で購入。 読者や世の中そのものの期待にあえて応えないような登場人物設定、ストーリー構成ともに、肩肘張らずに気楽に読み進めることができた。 本の持ち心地、サイズ感、挿絵の掠れた感じの柔らかな雰囲気がとても好み。

もりもと@mori_112026年7月16日読み終わった本の産直市で版元さんから購入 100年ほど前のイタリアで子ども向け週刊誌に連載されていた物語。主人公が魔法の靴を手に入れて家出して旅に出るのだけど行く先々でがっかりする話、と聞いて「なんじゃそりゃ」と思いつつ読んでみました。 みんなが知ってる童話の登場人物のその後がユーモアや皮肉たっぷりに語られ、主人公は出会う事柄にがっかりさせられ続け成長したり成功したりもしない……ので気負わず読めます。 作品の時代背景は訳者あとがきに詳しく書かれていて、子どもの書物にも戦争プロパガンダが溢れていた時代にこのような作品は珍しかったようです。当時、週刊誌の片隅で展開されるナンセンスな物語を楽しみにしていた子どもがいたんだろうな〜と想像しました。 ちょっとした比喩とか、ディテールがユニークなのも読んでいて楽しかった。イタリアではお馴染みの表現なんだろうか…… 「パルミーロは、揚げ物にされるのを覚悟したタラみたいな哀しい目をしてぼくを見ると、〜」(p.68) 「足がセリモナ(硬質小麦の粉)のおかゆになったかのように、へにゃへにゃと崩れる気がした。」 (p.112)
松田茉莉@cotomato2026年5月19日買った読み終わった三年前のブックイベントで出版社さんから直接買って積読だったんだけど読んでみたらシュールでコミカルで風刺が効いてる。皮肉ってて面白かった。解説読むと当時のイタリア童話は戦争讃美やプロパガンダ的なものが多かったらしく、この作風は異端とまではいかないけど、とんがってたんだろうな。内容は有名な童話を引用してパロディにする何これ的なナンセンスな話が連続してひとつの物語になってる。タイトルそのままがっかりだ!のひとことで表せる。ユーモアとなんかさもしいね。みたいな感じの本。著者の経歴が割と多分野に優れた人っぽいのでこの作品のシリーズも出てるので読みたいな。



ひなこ@hnk9272026年3月1日読み終わったこれからもずっと読む@ 喫茶 点線恵文社さんで購入。主人公がつぎつぎとがっかりしたりされたりの連続、最高にナンセンスで笑ってしまった。何にもならないこのエンタメが、戦時下のファシズムや全体主義からするとどれだけ脅威か。それもひっくるめて最高。



彼らは読みつづけた@findareading2025年12月31日読み終わった*読書で見つけた「読書(する人)」* 《ぼくはそんな彼が気にいった。とくに好きだったのは、その教え方だ。彼はいつも何冊も本を抱えて教えにくると、適当に手にした一冊を開いてこう言うんだ。 「今日は文法を勉強しましょう」 そうして彼は目を細め、わら色の髪をくしゃくしゃにして、アリババと四十人の盗賊のおとぎ話を語ってくれた。読み終わるとこう言った。 「今度は地理を勉強しましょう」 そして、ある王様と女王に、頭が鉄筋コンクリートでできた子どもが生まれたというおとぎ話を語りだした。》 — セルジョ・トーファノ著/橋本勝雄訳『ぼくのがっかりした話』(2021年8月、英明企画編集〈シリーズ再生の文学〉) 2025年読み納め



gato@wonderword2025年12月2日読み終わったこっちは長篇。『おやつにキャベツ』の短篇より明白に子ども向けに書かれている感じだけど、夢を壊すというか歪ませるようなおとぎ話の改変がされている。イジワルさがロアルド・ダールに似ていて、子どものころ読んでも好きだったろうなーと思う。 結婚後のシンデレラがせっせと自ら家事をし続けたので「お姫様」になれなかった、という設定がけっこう好き。顛末はひどいけど。パルミーロはメフィストフェレス的だけど最後まで親切で、こいつも期待を裏切るよね(笑)。- yh@yh2025年7月9日読み終わった職場新本昼休み読了。トーファノが、カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』(#かつて読んだ)の挿絵を描いたのは、なんと77歳の時。本書は31歳の時に連載した作品。絵のサインの”STO”は、頭文字をもじったもの。 *** 次に読む本どうしょうかな。この頃、100年くらい前の作品を読むことが多いので、その流れでいくか、それとも…。

- yh@yh2025年7月8日少し読んだ職場新本昼休み本編は読了。p.79のバドルウルバドゥールの姿など、ERTÉを思わせるなあと思ったら、トーファノはやはり”アールデコや未来派の影響を受けた”らしい。
























