
橘海月
@amaretto319
2025年11月26日
ガラスの海を渡る舟
寺地はるな
読み終わった
祖父のガラス工房を兄と継ぐことになった羽衣子。五歳差の道は、幼い頃から変人で苦手が多い。道と違いしっかりものだったはずなのに、ガラス作品は道のばかりが評価されて…。幾年もの月日を重ねた彼らの変化と成長を、親戚のような気持ちで見届けていた。
最近の私の傾向として、何か物語にふれた時に“才能がなかった側”や“達成できない事”の方に強く惹かれる。ハチクロも『おまえレベルの話はしていない』も『神に愛されていた』も。才能があること、自らが天才であることを切望しながらも、そうではないと気づいてからの人生、それらをきちんと描く物語が好きだ。