
みゆわ
@miyuwa
2025年8月20日
海辺のカフカ(下巻)
村上春樹
買った
かつて読んだ
感想
読書日記
語り手は信頼できないし、時系列は前後する。具体と抽象が常に行ったり来たりする。そう言う意味での読み応えはあった。気に入ったのは、カフカと大島さんの会話だ。2人ともメタフォリックな表現をする会話を好むが、カフカはやはりどこか15才らしく、大島さんほどメタファーや知識が多くない。これまで1人の時間に考えてきたことを披露するだけで、相手の言葉を受けて持論を展開すると言った会話の応用が未熟な感じがした。このカフカと大島さんの会話スタイルの違いを味わうのは楽しかった。
カフカ視点と中田さん視点が章を跨ぐごとに変わるため飽きなかった。星野青年の登場以降は、彼の俗っぽい性格や言葉遣いから、少し作品が自分自身に近くなって、面白く感じることができた。