
イロハ
@iroha_mellow
2025年12月31日
逆ソクラテス
伊坂幸太郎
かつて読んだ
また読んだ
3年以上前に読んでいるらしいが、内容が全く思い出せないので再読
こんな大人に出会いたかったなと思う
磯憲や、(不穏な面はあったが)久保先生や、謙介の両親のような大人に
道徳の教科書に載っているようなありきたりな言葉ではなく、なんと言うか、斜めから構えた言葉を放てる大人に
「迷惑をかけて面白がる人に君たちが、良くないよ、と言っても、彼らは変わらない。(中略)だから君たちは、心の中で、可哀想に、と思っておけばいい。この人は自分では楽しみが見つけられない人なんだ、と。」(非オプティマス)
「いじめたりする奴は、それだけで難易度が上がるんだよ。だって、将来、いつそのことがばらされるかわからないでしょ」(逆ワシントン)
真正面からの言葉は、正しいのに説得力がない
大抵の場合、相手は自分の行為が一般的には正しくない分かった上で実行しているからだ
だからこそ、その行いはあなたの損ですよ、と訴ることが有効になる
冒頭で、こういう大人に出会いたかったと書いたが、出会えなかったのはしょうがないし、せめて今から自分がこういう大人になりたいと思う
最後にこの本でお気に入りの一文を抜粋して終わる
「母はホース部分を整えながら僕のいるダイニングのほうに来ると背筋を伸ばし、『はなはだ勝手ではありますが、これでわたしの掃除に代えさせていただきます』と言い、軽く会釈をした。」(逆ワシントン)
大掃除?あ、はなはだ勝手ではございますが…


