"バベル オックスフォード翻訳..." 2025年12月31日

楡
@etemotust
2025年12月31日
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上
下巻読み終わったいまから考えると、上巻はゆったりとしているし砂上の楼閣的なロマンチックさがある。 プレイフェア教授の自己陶酔的な論舌が特に私は好きで、「この死すべき平面から天に到達することは決してないだろうが、」としながらも、「翻訳の技を完璧なものにすることで、人類がバベルで失ったものを勝ち取れるのだ」と語るその傲慢さと(ある種の)無邪気さは主人公たちのつかの間の輝かしい日々を照らす明るさと同じ種類のあかりだなあと思う。
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