ハルコ "過疎ビジネス" 2025年12月24日

ハルコ
ハルコ
@inu865
2025年12月24日
過疎ビジネス
福島県国見町の官民連携事業の真相を暴いたルポルタージュ。著者は宮城県の地方紙・河北新報の記者。 コンサルタント会社が、過疎化が進む小さな自治体につけ入り、公金を蝕む……という話かと思いきや、自治体の長も腐り切り、議会も機能していなかった。次々と明るみになる真相が熱のこもった文章で綴られている。 田舎に住むものとして、肌感でわかる。「誰かがなんとかしてくれるだろう」という主体性のなさ。でもどこで暮らしていようと、自分が住んでいる場所を守るのは自分しかいないんだよ。そのために住民は議会を見張り、議会は首長を監視しなければならない。国だって同じことだ。 この記事をきっかけに内閣府まで絡むようになり、コンサルタント会社の社長は退職。町長は次の選挙で敗れる。希望をほのめかした締め方をしている。 けどね。取材のきっかけになった最初のタレコミ。おそらく、地元紙にもあったと思うんです。福島民友、民報。なんで取材しなかったんだろう。と、疑問を抱きつつ読んでた。230ページ目にしてようやく、地元紙の名前が出たけど、心底がっかりした。 本の発行後に首相も変わった。市井の人として、地元の行政や国政から目を離してはならない、と襟を正した。
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