
カランコエ
@forget_me_better
2025年12月31日

失われたスクラップブック (ルリユール叢書)
エヴァン・ダーラ,
木原善彦
読んでる
日常から離れて、どこか遠くへ行きたいという衝動に応えつづけるテクストだと感じている。「私は自分の物語を破壊して、ついに自由になれる」という背表紙のひとことからすでに。
まだはじめの100ページくらいだが、総じて(大きく総じて)、休日の雑踏のなかでときおり感じる「私はいま誰でもない」という安心に似ている。
「空が海を飲み込むこの場所で、私はよろよろと時間の縫い目に向かう そこはたどり着けない場所なのだと分かるところまで、私に近寄らせてほしい」。