失われたスクラップブック (ルリユール叢書)

29件の記録
- 読谷 文@fumi_yomitani2025年5月24日読み終わった第11回日本翻訳大賞 受賞作。 読了した方々の感想の熱量がとにかくすごくて、いわく、400ページ位まで頑張って読めば、仕掛けが明らかになりめくるめく読書体験が待っていると。 そんな読書体験を私もしてみたい!と読み始め、途中でその仕掛けのネタバレをうっかり見てしまい地団駄を踏むが、気を取り直して読み続けると、果たして…… とりとめのない話が延々続く。この「とりとめのなさ」を抱えながら読み続けられるかどうかが肝だと思う。電波の受信がどうとか、特殊相対性理論がどうだとか、よくわからない所はバンバン読み飛ばす、でないと先に進めないから。決して一言一句理解しようとしてはいけない。(著者/訳者には申し訳ないけれど) これらの話たちを短編集みたいで好きだと言う人もいれば、興が乗ってきたところでサッと違う話になって不完全燃焼を感じる、と言う人もおり、自分は後者だった。いやこの量でこの内容で、絶対みんな読むのに苦労してるよねと思う。 そしてついに核心のラスト150ページからの畳み掛けてくる展開もすごいが、実質最後の7ページを書きたい(読ませたい)がために、あんなに長大な前半を著者は書いてきたのかと思うと、気が遠くなった。「めくるめく読書体験」確かに看板に偽りなしだった。
- 阿久津隆@akttkc2025年5月20日気になる@ 東京堂書店 神田神保町店少し時間を潰すために入って新刊の島のところを見ていたら幻戯書房のこのシリーズが3つ並んでいて、訳者の名前に「木原善彦」とあったので手が伸びた。正体はリチャード・パワーズなのではと噂された謎の作家とのこと。 帯に引かれた「空が海を飲み込むこの場所で、私はよろよろと時間の縫い目に向かう そこはたどり着けない場所なのだと分かるところまで、私に近寄らせてほしい このゆっくりとした落下、私の進歩は、消失と透明性 ―不透過性の透明性― に到達するための運動なのだと言ってほしい」という文章にもぐっとくる。とっても気になる。と思いつつまだ買わなかったが次見たら買っちゃいそう。
- 読谷 文@fumi_yomitani2025年4月28日読み始めた第11回日本翻訳大賞受賞おめでとうございます!拍手〜〜 (*´∀`ノノ"☆パチパチ☆゚・:*。+.♪ ということで、まとまった時間の取れる時に……と楽しみに積んでいたこちらを、勢いに乗って読み始めることにしました。 2段組本文約550ページの鈍器、どれだけ手強いのか……?とおののきつつも、今のところ、ふむふむという感じで、いい感じに読めております。
- yuna-yuna@yunaminxxxtvxq2025年4月22日気になるアトロクで柴田元幸さんが紹介しているのを聞いて気になって。けどAmazonで値段見てビックリ。思わず二度見しちゃったし、本当に定価なのか出版社のサイトに確認しに行っちゃった。