芝生
@_k55y
2025年11月7日

吐きたいほど愛してる。
新堂冬樹
読み終わった
愛は地獄という言葉がぴったりの、歪みきった短編集。
一作読み終えるたびに心が削られるほど重く、息苦しい。
どの物語にも壊れた人間が登場し、その狂気に不快感を覚えることもある。
けれど「ありえない」と突き放せない、どこか現代にも通じるリアルさがある。
救いなんてないはずなのに、なぜか目が離せない。
個人的に3作目は、痛々しくも切なく、そして胸糞悪いのに愛おしい。
ほんの少しの希望が見える気がして、読み終えたあともしばらく心を掴まれた。
