
Anna福
@reads--250309
2026年1月1日

さすらう地
キム・スム,
姜信子,
岡裕美
かつて読んだ
ふと思い出した
『万物は流転する』を読んでいて思い出した。
1937年、スターリン政権下の旧ソ連で、沿海州に住んでいた約17万人の朝鮮半島出身者(高麗人/コリョサラム)が中央アジアへ強制移送された史実。
貧しさ故にソ連に渡り、不毛の地を開拓した朝鮮半島由来の人々。突然立ち退きを告げられ、目的地も分からず50両もの家畜運搬貨車に詰め込まれる。
母親がロシア人なら残れる、父親がロシア人ならば朝鮮人と見なされるのは何故か。
一つの車両内で交錯する言葉で成り立つ本作。
自分達は何者なのか、人間なのか。
今だこんなことが、またもや世界で起きている。
私達が民族、〇〇人という範疇にいる限り、いつ同じ目に遭うもしくは遭わせるのではないかと思うと、人間とは本当に恐ろしい。
それでも人々は、新たな荒野で生き抜いていく。




