橘海月 "夜果つるところ" 2023年12月27日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2023年12月27日
夜果つるところ
耽美的というか退廃的というか…。著者『ねじの回転』に近い昭和初期の怪しい遊郭の旅館を舞台に、唯一の子供である私の視点から大人達を描く物語なのだろうけど…。冒頭から端的に「これは私に合わないな」と思いながら最後まで読んだ。好みで言うと単純に嫌い。 著者特有の「なんだか不思議で面白い事が起こりそう」はあるものの、それ以上に冒頭からゾワゾワと悦に入る雰囲気がいたたまれなくて。世界観に入れないまま観る映画のように終始落ち着かなかった。そのせいか、残虐な場面も驚きの暴露も、薄皮一枚隔てた世界のようにどこか遠くの出来事みたいに感じてしまった。
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