
ちくわ
@stuntman-kent
2026年6月19日
海をあげる
上間陽子
読み終わった
辺野古の抗議船転覆事件に怒っている。立場の弱い人が平穏を取り戻すための抗議活動がなんで誰かを不幸にしてしまうのか。基地の騒音に困っている人達の顔に泥を塗るような行為だし、人殺し以外のなにものでもない。
一方で抗議活動を冷笑する人間にはもっと怒っている。ひろゆきの辺野古で座り込みをして抗議する人達を嘲笑うあの様子、今思い出しても虫唾が走る。切実に困っている人達が何にも事情を知らない人から嘲笑われるとか地獄過ぎるでしょ。
そんな地獄みたいな世の中で、著者の困っている人達の声を聞いてまわる活動に頭が下がる思いをした。自身も傷つきながら誰かを救っていくの、そう簡単にできるもんじゃない。
著者が味わった地獄、話を聞いてきた女性達の苦しみを読者に投げかける最後の一文にズシンとくるものを感じ、涼しいヴィドフランスでコーヒーを飲みながら本書を読んでいた自分は、これまでの抗議船やひろゆきにプンスカ怒っているだけの自分を恥じました。

